2015年11月10日
カフェ・パティシエ科☆ク―プ・ド・ジケイ・デュ・ラ・パティスリー2015 快挙達成!!までの道のり☆
祝!!「アントルメ賞」&「準優勝」
前回のブログで、速報としてお伝えしました”ク―プ・ド・ジケイ・デュ・ラ・パティスリー2015”への挑戦の様子を今回はお届けしたいと思います。
挑戦への始まりは、暑い暑い夏を迎える少し前の事でした。
カフェ・パティシエ科のパティシエ専攻及び、カフェ・パティシエ専攻の2年生は、今年のク―プジケイへの出場選手を決める審査会に挑戦しました。選手枠は2名のみ。もちろん、強制ではありません。
昨年“審査員特別賞”を受賞した先輩方の姿が目に焼き付いている学生達が、
自分も同じ舞台に立ちたい!と応募しました。
選ばれたのは、この2人。
ピエスモンテ(飴細工)担当:渡部枝理子さん アントルメ(ケーキ)
担当:三船彩香さん
技術面もそうですが、それ以上に、『大会へ出場したい!』という想いの強さを感じました。
誰よりも練習を繰り返していた2人の可能性を応援しようと、審査員の先生達は満場一致で代表選手に選びました。
卒業して現場に出た先輩たちが、休日を利用して、指導に来て下さいました。
日本のトップパティシエとして活躍されている安里シェフパティシエ
には、特別授業の後、つきっきりで技術指導や、コンクールへの心構え等沢山のアドバイスを頂きました
。
夏が終わり、秋の訪れを感じさせる頃
には、夜遅くまで
残って練習を重ねる日が増えてきました。
少しづつ、作品が完成に近づいていたかと思われましたが・・・
左と右の作品の違い・・・
モンタージュという組み立て方一つでこんなに印象が変わるのだ、ということを学びました。
どれだけの時間をかけたのか・・・
練習の足跡です。
アントルメは指定食材の”フルーツ”を使う事が条件でした。
宮城という土地でしか作りだせないケーキを!
その想いから選んだのは 『サワールージュ』 というリンゴです。
宮城県オリジナルの、酸味が強く、加工に最も適したリンゴ。
味の構成や、デザイン、仕上げ等なかなか思い通りにはいかない日々が続き、不安を覚えた事もあったでしょう。
何度も何度も繰り返し作り続けました。
そんな時、リンゴ農家の方が“頑張って”とサワールージュを届けに来て下さいました。
彼女達の想いが、誰かを通じて、応援してくれる方々に確かに届いたのだと思います。
大会に向けて出発の前日、調理師科、カフェ・パティシエ科合同で壮行会を開きました。
代表に選ばれず、悔しい想いをしたかも知れない仲間達が、2人を心から応援している事が嬉しかった。
皆からの寄せ書きは、どんなに心強い事でしょう
!!
”自信しかないでしょう?”と訊くと、『楽しみです
』と答えてくれました。
“見せつけておいで”というと『ハイ!』と笑顔で答えてくれました。
大会の会場は神戸でした。
同じように半年~1年という時間をかけて、大会に向けて練習を重ねてきたライバル達と
いざ、決戦の時
日本でもトップレベルの方々が、審査員として審査して下さいます。
数枚上の写真で練習していたシーンがこちら。
実は、6時間という制限時間の3分前に
ようやく完成したのです。
テレビ中継を見守っていた仙台校の会場では、皆が大きく息を吐き、胸をなでおろしました。
最後のプレゼンテーション審査では、彼女達の想いを伝えました。
作品のテーマは“希望”です。
『小学生の時に憧れたパティシエになりたいという想いが、ここまで自分を支え導いてくれました。
目標に辿り着くまで、砂時計の砂が積もるように様々な経験を通して成長していきたい。
パティシエとして活躍している未来の姿を咲き誇る花に見立てています。』
『誰かが言ってくれる”ありがとう”の言葉が嬉しくて幼い頃からお菓子作りをしてきました。
目指したパティシエの道を歩こうとする自分の側には
沢山の支えてくれる人たちがいます。常に感謝の気持ちを忘れず、この先に出逢う人々を笑顔に出来るパティシエになりたい。』
結果発表の時
仙台会場では歓喜の渦に包まれました。
8校中、最高の仕上がりという意味の“アントルメ賞”
の受賞に続き、
まさか、まさかの“準優勝”!
昨年に続き、仙台校開校以来の快挙達成!!
憧れの柳シェフにサインを頂きました。
おめでとう!!
彼女達は、SCAの代表という重責を担って戦って来てくれました。
お疲れ様でした
努力、とは
自分を信じて、周りを信じて、必ず訪れる未来を信じて
続けていく力のことをいうのだな。と思います。
『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』
やりたい事は自分から挑戦してみるのが良い。
きっと周りが助けてくれるはずだから。