2019年11月28日
仙台井土ねぎを使った商品開発について【特別レポート 第一章】 生産現場実習~仙台井土ねぎとは~
仙台井土ねぎを使った商品開発について【特別レポート 第一章】
調理師科2年生が取り組んだ今回の企業プロジェクトは
“仙台井土ねぎを使った商品開発”です。
このプロジェクトは6月27日の生産現場実習から始まりました。
最初に、組合長の大友さんよりお話を頂きました。
仙台市南東部に広がる井土地区は、藩政時代より伊達藩の台所として豊かな土地の恵みを育んできた場所でした。
しかし東日本大震災の津波による被害は甚大で
先祖代々の肥沃な土地で農業を続けるのが難しいと手放さざるを得ない農家の方が沢山いました。
その想いを汲んで平成24年12月に誕生したのが農事組合法人 井土生産組合であり、
井土の復活を誓い、託された農地で新たに作られている作物が、仙台井土ねぎです。
見渡す限りの畑には高さ20㎝にも満たないネギが定植されたばかりでした。
雑草との戦いです。
機械が入れない場所は手作業で草取りを行い、一通り終わる頃には、また最初の畑の雑草が伸びているのだそうです。
学生も20mほどの畑をお借りし、ネギの栽培を行うこととしました。
その後、学校に戻りオリエンテーションを行いました。
今回のプロジェクトの概要を説明します。
課題は「仙台井土ねぎを使った商品開発」です。
ウェスティンホテル仙台のフレンチレストラン レストランシンフォニー様にご依頼頂き、
ランチで提供されるブッフェのお料理にふさわしい仙台井土ねぎを主体としたメニューを考えるというものです。
条件は、フレンチを問わず洋食であること。
提供時期は来年(令和2年)の1月 ということでした。
学生達はこの日から、チームで話し合い、試作に挑戦することとなるのです。