2016年11月25日
クープジケイ・ドュ・ラ・パティスリー2016 全国大会準優勝&プレゼンテーション賞受賞までの軌跡☆カフェ・パティシエ科
こんにちは
11月12日に行われた滋慶学園のパティシエを目指す学生の
全国大会”クープジケイ・ドュ・ラ・パティスリー2016”に挑んだ
SCAの代表2名の軌跡をご紹介します。
今年の代表にこの2名が選出されたのは、夏
の始めの頃でした。
パティシエ専攻の2年生が、代表を目指して校内予選を行いました。
休日に自主練習に来ていた学生や、1年生の頃から代表を目指していた学生・・・
皆が一生懸命取り組んだのです。
ピエスモンテの代表に選ばれたのは、山形出身の武田さんの作品でした
。
彼女は、入学前に何度も参加したSCAのチャレンジキャンパスで一昨年(3期生)の先輩が、
練習していたクープジケイの飴細工を作り上げる姿を見ていたのだそうです。一昨年SCAが初めてクープジケイで入賞(審査員特別賞)した時の作品です
。
クープジケイへの憧れを抱いて入学してきた彼女の想いの強さが、少しだけ上回り、代表にふさわしい、と選ばれたのです。
もうひとりの代表は、秋田出身の西村さん
。
彼女がアントルメの代表を選んだ理由は、
「これからパティシエになった時に絶対アントルメを作る機会の方が多いからです。」との事でした。
彼女は、自分が代表に出たいなんて言うとは誰も思っていないかもしれない。と言っていました。
いつも、やる気なさそうに思われていた自分が頑張ることで、
その姿を見た人や、ケーキを食べた人が少しでも勇気を持ってくれたらいいな、と出場したいと思った理由を教えてくれました。
代表に選ばれた二人は、更に練習に力を注いで行きました
。
連日、基本練習を繰り返しました。
彼女達の傍らでは、常に鈴木先生が伴走してくれていました
。
10月に入ると
支えてくれる仲間からのエールをしっかり受け止めて、
6時間という規定時間内での通し練習を重ねていきました。
山形から通っている彼女は、夜遅くまでの練習はバスの都合で難しいから、と
始発のバスで登校し、朝早くから練習していました。
彼女にきっかけをくれた卒業生の先輩も、仕事が休みの日に応援に駆けつけてくれました
。
大会へ向けて出発当日の朝
、石川先生と鈴木先生は学問の神様、榴ヶ岡天満宮へ
必勝祈願のお参りに行きました。今年もどうぞ、宜しくお願い致します
沢山の応援と、掛けた時間と想いを自信に変えて・・・いざ決戦の時!!
アントルメは、マルメロという秋田特産のフルーツと、山形の洋梨を使い、爽やかな酸味と香りを楽しめるような工夫を凝らしました
。
テーマは「贈り物」です。
パティシエとして活躍する彼女達のもとに、30代とおもわれる女性のお客様が”ご両親への結婚記念日のお祝いにケーキを贈りたいのですが・・・”と依頼に来たというストーリーがあります。
娘さんは、自分が家族を持つ年齢になって感じた両親からの深い愛情への感謝を贈りたいのかも知れません。
彼女達も、夢を現実に叶えるために学校へ入学させてくれたご両親へ,
感謝を伝えたいから頑張るとずっと言っていました
。
全てにおいて、クオリティを高める必要がありました。
繰り返し繰り返し、何度も何度も挑戦し続けて身に付けた技術です。
彼女達の練習の成果が、全て発揮された素晴らしい作品を作り上げることが出来ました
。
結果は・・・プレゼンテーション賞という部門賞と
総合 準優勝 を受賞しました
SCAのカフェ・パティシエ科としては2年連続の準優勝という快挙です。
いよいよ、追われる立場になって参りました。
彼女達の頑張りは、後輩達に引き継がれます。
お疲れ様でした。